前期
2018年度の反省を踏まえて,授業の前半では討論の時間を多めに取った。しかし,受講人数の多い文芸学部では討論した結果を十分に拾うことができないという問題が発生した。逆に,受講人数の少ない法学部では,議論が途中で止まってしまう問題が発生した。
文芸学部は賛否の人数を数えて比較する形に切り替え,法学部は教室内の全員の意見を問う形に切り替えた。授業途中で進行方法を変えるのはどうかと我ながら思った。
(この件については,授業評価アンケートでお叱りを受けるかと思ったのだが,学生はそこまで辛辣ではなかった)
後期
前期の後半を基本方針として,自由討論とはせず,賛否を問い,挙手した学生から意見を求めた。また,レジュメの設問に関して,こちらが模範解答を示す前に学生に回答を求めるようにした。ただし,CT授業としての妥当性に疑問が残る。
別の場所で授業をした際,「テキストの記述で妥当である点と妥当でない点を指摘させる」という手法を取った所うまく行ったため,来年度以降はそうするつもりである。また,授業内小レポートの採点の負担が大きくなる一方であるため,来年度以降の成績評価を再考することとした。
というのは2019年度中に更新するつもりでいたのだが,気がつけば2020年度が始まっている上に,COVID-19によって授業方法に大幅な変更を強いられているのだが,それはそれとして記録はつけておく。