関西大学「情報処理基礎演習」2020年春学期講義録(上)

状況を鑑みて簡易化した記録をつける。教材は2019年春学期に準ずるが,専任教員と相談の上,HTML作成(ホームページビルダー)は外した。
学生それぞれのパソコンで課題をやってもらうため,Windows版とMacintosh版の違いや,バージョン違いに気をつけねばならなかった。私自身はMicrosoft365を使用しているが,昨年からツールの名称などが変更されていたのに,辟易した。

授業スケジュールは,土曜日に課題レジュメ配信⇒月曜日にZoom配信で解説と質疑応答⇒日曜日に課題提出〆切日とした。後述しているが,Zoom配信の視聴は出席に換算せず,課題提出が出席に相当する。

4月20日(第1回)

関西大学オンライン授業初日。Zoomアカウントがない状態でミーティングに参加するには「パスワード」の数字が必須であることを理解しておらず,学生から連絡をもらって気づいた。(URLにパスワードを含めれば良いものと勘違いした)
授業評価方法を変更した。演習授業であるため,課題の提出をもって出席と見なし,Zoomの視聴は義務づけないことにした。
前年度の反省を踏まえて,関大LMS上にて半角文字と全角文字の入力についての課題を出した。

4月27日(第2回)

前年度の第3回相当の授業内容。時勢を鑑みて,VPN接続で接続できるデータベースの案内をした。ただし,インストール方法に踏み込むと混乱を招くと判断して,希望する者は質問するか各自でマニュアルを確認すること,とした。
関大WebMailで署名の設定をした。課題は,関大図書館KOALAで自分の知っている本を探して,内容紹介のメールを講師まで送ること。

5月11日(第3回)

前年度の第4回相当の授業内容。MS-IMEの辞書登録・文字パレットは機能紹介に留めて,簡単な文書作成のみを課題とした。
課題作成時にWebアプリを使用する者が若干名いた。ITセンターに問い合わせて回答をもらうまで,そのことに気づけなかった。
後に,新品のWindows10パソコンの「Office」から,Webアプリに遷移することを確認した。デスクトップアプリは,それに対応したアカウントでログイン後,手動でインストールする必要がある。初心者には不親切な仕様である。

5月18日(第4回)

前年度の第5回から,課題の量を見直して,表を作図する機会を増やした。表のセル内のテキスト配置変更,段落罫線の描画は質問が集中した。対面でないため推測するしかないが,セル自体を選択すること,改行のみの段落を選択すること,これらがうまく行ってない可能性がある。授業終了後にもメールの質問が来たため,解説動画を作成した。
(基本的にZoomリアルタイム配信のみで完結させ,オンデマンドの動画配信は最小限に留めるつもりである)

5月25日(第5回)

前年度の第6回を参照のこと。タブに対してリーダー線を引く課題は除去した。見本とレジュメが矛盾していた(あかん!)。また,読点に「、」「,」が混在しているのも学生を混乱させた。一括置換で修正すべきである。
Ctrlキーを用いたテキストの複数選択に質問が集中した。思うに,学生はPCを操作する際にショートカットキーを用いることがあまりないのではなかろうか。昨年に「Ctrl+A」「Ctrl+C」「Ctrl+V」で簡単に文章を全コピペできる……と教えたら,却って学生を戸惑わせた。この点は今年度は改めて,マウス操作でコピー&ペーストさせた。

6月1日(第6回)

前年度の第7回を参照のこと。学生もWordに慣れたのか,またGUI中心の課題はやりやすいのか,割とスムーズに進行した。対面授業であればネットワークフォルダで画像素材を受け渡すが,今年度はDropboxの共有フォルダを用いた。その使用法について,質問を受けた。ページ罫線がPDFに出力されないトラブルが授業後に発生した(Microsoftのヘルプ)。描画トラブルはハードウェアの問題も視野に入れる必要があり,対応は柔軟にすべきである。
(Officeはグラフィックのリソースを存外に食い,オンボードグラフィックスでは描画欠けなどの問題も発生しうる……というのは経験済みである)