2020年度後期・近畿大学「思考の技術」(文芸学部/法学部)反省録

2020年度前期に引き続き,Zoomによる遠隔授業となった。前期の反省録に記した通り,文芸学部についてはブレイクアウトルームを巡回する措置を取ったが,8分程度の討論時間で10個前後のブレイクアウトルームを巡回するのは「不可能」であった。前期は履修者数が多く,20個近く立ったこともあったため,たとえ前期の授業時に巡回することを思いついても全く対処できなかっただろう。ただ,学生も遠隔授業に慣れたようで,討論に参加しないというクレームはかなり減った。

気になったのが,中間レポートや定期試験の出来に疑問を感じる場面が増えたことだ。最終的な成績を出す際には大変に苦慮した。後期からは一部において対面授業も再開されていたが,遠隔授業も続いており,電子化された課題をこなすのに学生も限界があったのではないかと思われる。