関西大学「情報処理基礎演習」2020年春学期講義録(下)

6月8日(第7回)

前年度の第9回に準拠する。課題の量を一部減らした。
Excelのセルに値を入力する時間がもったいないので,既存のExcelファイルからコピー&ペーストする方式を取っているが,再考の余地がある。リッチテキストとプレーンテキストの違いを十分に教えないまま,ここまで来てしまっているため,「コピー&ペーストしたらフォントが違う」という質問がちょくちょく出る。クリップボードの仕組みについても講義すべきか。
(E-mailにもテキストメールとHTMLメールの違いがあるだろう……という話にもなるのだが,今日そんな区別を教えるのが有用かは疑問である)

6月15日(第8回)

前年度の第10回に準拠する。オートフィルを使って入力する課題が多いため,もう少し課題の量を増やしても対応が可能かもしれない。その場合はWordと連携する課題が良いだろう。個人的な経験では,値をセルに入力する訓練はそこまで必要を感じないため,値を入力したファイルを課題にしてしまっているが,これも前回同様,再考の余地はある。

6月22日(第9回)

前年度の第11回に準拠する。それまでと比較すると進みがよく,学生は過去にPowerPointを使用した経験がそれなりにあるのではないか,と思われる。強いて言うなら,グラフに関しては質問が出やすかった。

6月29日(第10回)

前年度の第12回に準拠する。SmartArt関連で問題が多発した。いくつかについて,学生には申し訳ないが,関西大学ITセンターに対応を求めるように要請した。こちらで再現できない問題については,遠隔授業ではどうにもならなかった。

7月6,13,20日(第11~13回)

成績評価の都合もあり,今年度よりテーマのみ与えた自由課題として,レジュメは作成していない。質問のある学生向けにZoom配信を授業時間内に開放した。全員が「配信は不要である」と返答したらやらないつもりであったが,1人でも必要だという学生がいるのであれば,やらねばならない。時間を持て余すので,学生に断った上で,採点しながらの対応になった。